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森づくりプロジェクト

森のだんごプロジェクトについて

16/5/29
はらぺこの活動を支えてくれる大切な自然へ思いを寄せる活動の一つとして、「森のだんごプロジェクト」を行っています。


《森のだんごとは?》

様々な植物の種を混ぜた粘土団子のことで、自然農法家 福岡正信氏が発案した種まきの手法です。
数十種類から数百種類の種を粉状にした粘土(田んぼの泥土)に混ぜ、水を入れ、パンを作る要領でこねてから団子状にしていきます。一粒の粘土団子に二、三粒の種が入るように配分するのがコツです。
こうやって作られた粘土団子を大地に蒔くと、自然の状態を種が察して、その土地にあったものだけが、より適応しやすい時期に発芽します。

その秘密は・・・
  • 粘土は細菌の繁殖を防ぐと同時に、発根に必要な養分を含みます。
  • 種子を粘土で覆うことにより鳥や虫のえさになることを防ぎ、種子自身を乾燥から守ります。
  • 球形にすることにより割れにくく、地面と接した1点に日中と夜との気温差で生じた結露により水分が集まり、 発根させるという仕組みとなっています。
  • 1つの粘土団子には2,3粒の種子が入るように作り、1カ所に数十〜 百種類の種子を播きますが、その土地にあった種子だけが発根し生育します。


この粘土団子に必要なものは種と粘土と水だけなので誰でも作ることが 出来ます。
海外の砂漠の緑化にも大きな貢献をしており、既に インド、フィリピン、ギリシャ、タンザニアなどで効果を上げています。

《はらぺこ流、森のだんごの作り方》
  1. けと土と種まき培養土(ともにホームセンターで売っています)を5:5の割合で水を適量、混ぜます。固まりにくいときは、畑の土や田んぼの土を混ぜます。
  2. 種を混ぜた土を手に取ります。片手で丸められるくらいの量、直径3〜4センチメートルくらいの量です。それを手の平で叩いて平らにします。
  3. 種を選んで4〜5粒くらい混ぜ込み、だんご状に丸めます。
  4. だんごの周りにサラサラな土をまぶして、完成です。
  5. 完成した種だんごは、プランターやお庭に転がして、発芽を待ちましょう。上から軽く手で押さえて土に圧着させるとよく発芽します。玄関先や靴箱の上に袋に入ったまま置いておいたら発芽したという例もあります。

これまで入れた種は、ドングリ、カラスザンショウ、柿、コブシ、ツバキ、ムラサキシキブ、ヤマボウシ、ヒオウギ、ウバユリ、豆いろいろ、ムギ、タカキビ、イロハカエデ、ナツツバキ、ワレモコウ、綿の花、ニゲラ、ヒマワリ、アサガオ、コスモス などです。
 

《種は自然からの贈り物(ギフト)」だから誰かと分かち合い、役立てる》
 
種は自然からの贈り物(ギフト)という考え方があります。私たち人間のいのちと暮らしは、「自然からのギフト」に支えられています。
暑さや寒さ、水はけや乾燥でうまく芽が出なかったり、育たなかったり。その一方で、離れた土地に根付いて、形を変えて根づくこともあります。 複数の品種を混ぜるのは、保険でもあるのです。多様なものが生えてきて、混植状態になることもあります。それを間引きしながら、花を楽しみ、実をいただくのも、楽しみの一つだったりします。あちこち旅をして変化しながら、その土地に合った形に変わっていくというのもまた、植物のすばらしさだと思います。粘土だんごを作ることを楽しみ、それぞれの家に持ち帰ることは、種の旅を助けていることにもなるのですね。そして、実った種を採取して「誰かのために、この種をまた役立てよう」そんなふうに、分かち合う行為から、能動的で楽しい関係がうまれています。

 
種を蒔くとき、こんなおまじないがあります。

「一粒は大地に、
 もう一粒は鳥に、
 もう一粒はあなたに、
 そしてもう一粒は私に」


さあ、種たちの旅の第一歩となる”森のだんご”を一緒に作りませんか。

  
 ※参考文献
『パーマカルチャー事始め』  臼井健二 臼井朋子
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