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保育士日誌

石段ドラマ

09/10/24
そういえば
昨日散歩先の神社でのこと。

暑いくらいの日ざしの中
何種類かの蜂が飛び回っていた。

気をつけてみていると
その中の一匹が
大きな蜘蛛を抱えながら歩いていた。
その蜂の種類も
引っ張られている蜘蛛の種類も
どちらも初めて見るタイプだった。

子どもと一緒に
その蜂がどこに蜘蛛を持っていこうとしているのか
見定める事にした。

蜘蛛もかなりの大きさだったので
きっと重たいに違いないのだろうが
蜂は一生懸命斜面を斜に突っ切りながら運んでいた。
草地の斜面の横には
その神社の石段がある。
よく見ると
その石段の石と石とのあいだに少し隙間があったり
穴があいていたりする。

時折蜂は斜面に蜘蛛を置いたまま
その石段に行き穴の確認をしていたので
きっと彼の(もしくは彼女)巣はここなのだろう。

しかし何段にもわたっていくつも同じような穴があり
あちこちの穴に顔を突っ込んでは
「ここではなかった」というようにまた別の穴を探していた。
同じような市営住宅では時々どこが自分の家なのかわからなくなってしまうかのように。
そして自分の家を見つけ、確認し、「よしここだ!」となってまた蜘蛛のところに戻りしばらく運び、どういうわけかまた不安になったようで、また自分の家を確認に行く。でもまたわからなくなり下から順に石段を駆け上がりながら確認をする。
ということを何度もくり返した。

その姿を子どもが見ていて「ちがうちがう!おまえのいえはもっとうえだってば!」などと叱咤激励していた。

とうとう石段まで蜘蛛を運び込んだが
自分の家の下の段に着いてしまった蜂がどうするかと思ったら
確認をして、蜘蛛を垂直に持ち上げながら一段あがった。

「よしそこだ!」とみんなで声をあげたが
蜂の方は勢いがつき過ぎてしまったのか、もう一段上がってしまった。
「あらら、なにやってるの!」
と言いながらも、蜂の行動からもう目が離せない。

それでもちゃーんと自分の家をみつけるんだなあ。

両手一杯に買い物袋をぶら下げて「ただいま−」って帰ってきた
お母ちゃんのように
蜘蛛をちゃんと穴に引き入れていたよ。

いやはや。

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