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保育士日誌

ひとりひとりの物語

08/7/6
今週も
なかなかどうして
密度の濃い時間を過ごす。

畑では
麦刈りが始まった。
子どもたちが
手に手にはさみを持って
数本ずつ切る。

それほど
広い麦畑ではないが
それでも
かなりの時間がかかる。

しかしそれにしても
麦畑は
(たぶん)鹿様に踏み荒らされ
実もかなり食べられていた。

がっくり。
力が抜けた。
あやうく泣きそうになった。

対策として今後どうやって防いでいくのか
なんて
まったく頭が働かない。

ただ黙って
実のほとんどついていない
麦わらを
刈るだけ。

森の中では
ウサギの巣の前で
(たぶん)ウサギの骨をみつけたり
別の日には
まだ若干肉が残っている
鹿の足を見つけた。
ひずめが
いつも畑で見るものと
同じだった。
あたりまえだけど。

鹿様の世界も
なんだか大変なんだろうなあ。

子どもたちは
姿の見えない
動物の
痕跡を目の当たりにして
様々に
物語を紡ぎだしているんだろうなあ。
豊かなものに
触れた時間が
醸すもの。

そういえば
畑では
里芋や
もろこしも
ほとんど全滅状態。
キャベツも
トンネルをかけたが
少しあいた穴から
顔が入れられる範囲は
綺麗になっていた。

汗を流した者の
特権として
畑のまん中で
笑っちゃうしかないな。

大人の紡ぐ
物語にも
幸あることを願う。

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