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保育士日誌

日記 いらだち 夢

07/10/8
メイ・サートンを読んでいる。

「82歳の日記」(みすず書房)。
彼女が亡くなる1年ぐらい前の日記。

体調不良と死の予感におののきながらも
孤独に向かい合いながら
日々の生活を進めていく彼女の姿は
とても感銘を受ける。

毎日毎日感情の起伏があり
ささやかなことで
喜んだり、傷ついたり、夢を見たり、絶望したり
一日とて同じ日がない。

肉体の衰えと同時に
気持ちも衰えているように本人は感じているようだが
日記を読んでいるこちら側からすると
衰えているどころか、
怒りや優しさといったものは歳を重ねても
その本質は変わらないのだなあ、
と感慨深い。

その彼女が
日記の中で毎日憂いているのが
仕事がすすまない
ということ。

物忘れがひどくなり
やらなくてはならないことは
膨大に膨らむばかり。
でも一日の中でやれることは限られており
日々、意気消沈しながら、
常に心のどこかで気にかかっているという状態。

生意気なことは承知で言わせてもらえば
私が社会に出てから
常に抱えている問題ではないか。
そう感じながらも
いつか解決していくのかと
根拠のない思いでいたが、
社会とコミットしているのなら
80歳を超えてもなお
同じ問題を抱え続けるのだという衝撃。

生きるとはただごとではない
という実感がじわじわと
迫ってくる。

だからこそ
夢をみるのだろう
とも
思うけど。

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